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太陽を感じて肌は目覚めゆく きっと
すれ違う電車はいつも爆発音 人間ゆえのあらいあいさつ
踏切の向こうの虹の美しさ トぅントゥントゥントゥン 消えるなら 今
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黒、赤、黒
黒、黄、黒、
黒、青、黒
そしてあの交差点の真ん中からわたしたちは
ただ直角に分かれていった
黒とはいっても 都会の夜は薄く濁っているだけで
失敗した化学反応の末路のように
小さなゴミが プカプカ浮いていた
舐めまわすように見ても穴はどこにもなくて
それが窮屈だと 誰かの眼がいった
真っ黒な穴からは 未来が見えた
きみが手の内に 光を握っていた
どんなネオンより明るい 最小単位の光
わたしは 角膜を保護するために
たくさんの涙を連れてきたのだ 本当は
倒れたくても 躓くような石もなければ
笑ってくれる人さえない交差点で
風で膨らむスカートの端を押さえながら
わたしにしか見えない天使に向かってすすむ
ただ前だけ見て歩いていった
にじむ失敗作の夜に
いちばん惨めなのはわたし と頑に信じながら
誰、私、私
私、誰、私
私、私、誰
ビンゴ!
らら ら 美しい画
大陸の内側に刻まれた
無限である筈の彼女の色は
なんと不安げな一撃で
繫がれたことか
目覚めの合図は記憶の幕で
それを食べるまでは進めない
だから泣くのだと言う
泣かせてと言う
泣かせてと言う
けれども彼女の自由さは
そんなではないのだ
蒼褪めた洞に只一人
明日かあさって刻むものを
大胆に慎重に選び出す
らら ら そしてついにその日
空前絶後の失敗作がお目見得して
堪えきれずに笑い出すのさ
「落胆の溜息」とやらも忘れて
時の所在に不安になって
ジッポーを集めだした
それらは確かに格好良かった
時にはふいに価値がつき
過去にドラマを求めた者達が
静かな寝床の中から
引っ張りだした
ジッポーを集めだした
それらは確かに格好良かった
時にはふいに価値がつき
過去にドラマを求めた者達が
静かな寝床の中から
引っ張りだした
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