不定期更新中。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
彷徨いながら辿りつく 白檀の香り
縁側の子には 風が伝える
昼下がりの鐘が鳴ると
去年のように おととしのように
そしてまた来年のように
誰かが 白い花を摘んでくる
烏のいない 薄く澄んだ青空の下
魂は
ポツンと残される それだけで
私の吐き出した空気で
死者が呼吸を始めるのです
水は 冷いですか――
家を出てから
あんなにも輝かしい渦の中で
忘れなかった故里
忘れたことなど ない
優しく笑えるようになった子は
せめられるのを
とっくに覚悟して 掌を合わせるけれど
貴方の知らない世界で苦しんだことを
言い表すような言葉を
どうしても 思い出せない
死んでいるのに
死んでいないと
脅されている日々から
戻って来ました
庭木はもう
荒れていますね
縁側の子には 風が伝える
昼下がりの鐘が鳴ると
去年のように おととしのように
そしてまた来年のように
誰かが 白い花を摘んでくる
烏のいない 薄く澄んだ青空の下
魂は
ポツンと残される それだけで
私の吐き出した空気で
死者が呼吸を始めるのです
水は 冷いですか――
家を出てから
あんなにも輝かしい渦の中で
忘れなかった故里
忘れたことなど ない
優しく笑えるようになった子は
せめられるのを
とっくに覚悟して 掌を合わせるけれど
貴方の知らない世界で苦しんだことを
言い表すような言葉を
どうしても 思い出せない
死んでいるのに
死んでいないと
脅されている日々から
戻って来ました
庭木はもう
荒れていますね
PR
この記事にコメントする
ARCHIVES