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〜湿度と温度〜

草原だった
天国だったから虫はいなかった
とても乾燥していて
泣きそうだった
湖のしたに下界があって
母がいて父がいて
大切な人たちがいた

あたたかいのは
温度であって
色であって
わたしじゃなくてあなた
心じゃなくていのち


〜ゴール〜

駆けていっちゃおうか
しちゃおうか
しちゃおうか
地平線がゴールで
きっとまっ新のテープがある

緑の大海原
ところどころ砂肌が見えていたり
たまに岩山が無造作に落ちてる

ねぇ わだちがある
湖の先で途切れた
どこへいってしまったの?

駆けていくなら
立派な馬が欲しいな
あなたもいて欲しいな


〜まるで空〜

こんなかたちで
どこまでいって
できれば肯定するだけにして
きれいな薄い水色に
とけていきたい

思い出していた
あの未来のことを
今見て来たかのように


〜糸〜

天頂からたれた糸が
草原の真ん中で
おだやかに揺れる

ぬらりくらりと
時間になびき

円かな空は
未来へ赴く

いつものように
かるく下に引っぱると
昼はプチッと終わりました


〜epilogue〜

言いたいことが言えるように
わたしは世界を夜にした

月の日には月あかりで
闇の日には星あかりで
みじかい小説を書こうと思った
天国を知らないあなたに
乾燥につよい花について
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