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ガムランの国へ
二人の夜へ
大好きな小説の中には
「星もないのに」という描写の中にしか
空は出てこなかったのに
そこにあった筈の月を
何故か知っている
ないという形でしか現れない月に
憧れを重ねていたんだと思う
そういえばあの日
月はなかった
あるいは私の記憶から抜けた
街灯一つない夜のほとりで
繰り返される二つの孤独を
諦めるまで
もう少し
回想シーンはいつも
不思議なアングルで切り取ってくるから
光を放たないものを
いちばん覚えた
そうして気付けば
そこは日本で
川沿いの古い温泉街で
煙突と桟の間にギリギリ収まった
きんいろの月
コピとススの音楽
思い出の中にないものが
はっきりと浮かび上がる
影曲がる肌を
そっとなぞる優しさは
嘘偽りのない
欲しかったもの
二人の夜へ
大好きな小説の中には
「星もないのに」という描写の中にしか
空は出てこなかったのに
そこにあった筈の月を
何故か知っている
ないという形でしか現れない月に
憧れを重ねていたんだと思う
そういえばあの日
月はなかった
あるいは私の記憶から抜けた
街灯一つない夜のほとりで
繰り返される二つの孤独を
諦めるまで
もう少し
回想シーンはいつも
不思議なアングルで切り取ってくるから
光を放たないものを
いちばん覚えた
そうして気付けば
そこは日本で
川沿いの古い温泉街で
煙突と桟の間にギリギリ収まった
きんいろの月
コピとススの音楽
思い出の中にないものが
はっきりと浮かび上がる
影曲がる肌を
そっとなぞる優しさは
嘘偽りのない
欲しかったもの
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