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真っ白な壁にオレンジのタペストリーがよく映える部屋に、
一人には大きすぎるベッド、薄いプラズマテレビ、コーヒーメーカー、
それだけ揃っていて、私には完璧。
---×年○月△日---
太平洋の真ん中の異国の空の下
忘れかけたような島は
海が溶けた風を纏う
などと書くと
どこかにこんな小説があったような
こんな美しい世界の中に
どうして招かれたのか
南国の空気は海を包括する
あたたかくて
抜ける訳でもなく
留まる訳でもなく
ただ あった
何にも繋がれなくなった体を
真っ白のシーツに預けて
壁一面の窓ガラスの向こうに
確かに 世界を見ていた
ただ 幹が聳えるだけ
ただ ヤシの葉がそよぐだけ
ただ 雲が静かに擦れるだけ
ただ 小鳥がじゃれ合うだけ
忘れていいともいわれない
思い出せともいわれない
ただ どこまでもリアルな
やわらかな日差しが
過去も未来もなく
ただ あった
壁一面の窓ガラスは
すべてを通す
私の体も
すべてを通す
そうしてなにかが
失われないまま
広がっていた
ねえ
生活の中に もともとあった隙間を
せっかく長い間かけて 詰めていたのに
フッと油断をしたら あたたかいものに包まれて
ふわっと 隙間が広がっていく
ああ
あるということは
呆れるほどに超越的
そして 無責任
世界はなにも否定しない
否定したふりをするのは言葉だけ
美しい と言って
無条件降伏する
世界は何度も嘲りながら
でも捨てようとすると
こうして必ず迎えにくるから
ただ 幸せすぎて泣いてしまう
何より 世界に恋していた
きっと 真面目なままで
一人には大きすぎるベッド、薄いプラズマテレビ、コーヒーメーカー、
それだけ揃っていて、私には完璧。
---×年○月△日---
太平洋の真ん中の異国の空の下
忘れかけたような島は
海が溶けた風を纏う
などと書くと
どこかにこんな小説があったような
こんな美しい世界の中に
どうして招かれたのか
南国の空気は海を包括する
あたたかくて
抜ける訳でもなく
留まる訳でもなく
ただ あった
何にも繋がれなくなった体を
真っ白のシーツに預けて
壁一面の窓ガラスの向こうに
確かに 世界を見ていた
ただ 幹が聳えるだけ
ただ ヤシの葉がそよぐだけ
ただ 雲が静かに擦れるだけ
ただ 小鳥がじゃれ合うだけ
忘れていいともいわれない
思い出せともいわれない
ただ どこまでもリアルな
やわらかな日差しが
過去も未来もなく
ただ あった
壁一面の窓ガラスは
すべてを通す
私の体も
すべてを通す
そうしてなにかが
失われないまま
広がっていた
ねえ
生活の中に もともとあった隙間を
せっかく長い間かけて 詰めていたのに
フッと油断をしたら あたたかいものに包まれて
ふわっと 隙間が広がっていく
ああ
あるということは
呆れるほどに超越的
そして 無責任
世界はなにも否定しない
否定したふりをするのは言葉だけ
美しい と言って
無条件降伏する
世界は何度も嘲りながら
でも捨てようとすると
こうして必ず迎えにくるから
ただ 幸せすぎて泣いてしまう
何より 世界に恋していた
きっと 真面目なままで
あーーーーーーーーーーーーーーちがうーーーーーーーーーーーーー
書き直したいけど今のままでは無理・・・・・・・・・
書き直したいけど今のままでは無理・・・・・・・・・
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