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まっすぐを伸ばす
深紅の裏は薄暗い
またそっと開いて閉じ込める

念じるように押し整える
花の形で粉を撒く

ビスケットのような人型が
手と手を取り合って
世界を囲む

切り離せば 魅惑

折り紙で繋がった世界は
卑屈にならないの
ててててて


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ぽたぽたぽたと
透明な気持ちがおちる

好きなものを
信じる

ただなんとなく悲しい
雨の棲み処

逆さまなら
のぼっていく
夜は
自分の時間が削り取られていくのを少しずつ諦めながら
切なそうに笑う

まぁだだよ
まぁだだよ
17時になっても
まぁだだよ と
甘えられて

そうだ 夜と昼は永遠の恋人だから
文句はいわない

当たり前の幸せを忘れないように。


「朝」

あかあかと激昂する生身の塊、
緩やかな逆光の丘にすくむ一台の自転車、
跨っていた幼なじみを、放課後まで待つの。

カーテンは所々に濁った染みをつけ、
土埃も靴跡さえも許しているのに、
新しい色の風に、じゃぶじゃぶ濯がれて。
大いなる縁取りから、小さな影の揺らめきへ。


「昼」

肺が酸素を捕まえられない。
目の前は空気ではないのだろか。
何故こう苦しいの、ああ、何故、お天道様。

昼の詩人はまだ混乱している、
自分とそうでないもの、
地平線と雲漉く空のかたち、
生きているものと業を終えたもの。
今流れていくものと「たぶん…」の過去。

定義の外、運命の内に、道があるのだろか。
誰かの笑顔に会いたいよ、9階より上で。


「夕」

漢字が象徴するものを、
外国人に、解説しているうちに、
窓の下の建物は、薄紅色に染まって、
積み木のよな思考パタンも皆いっしょくた。

まだマシだから。ここだって狭くない。
夕焼けと、燃えてしまえば雲の上。

誰かだけに伝えたい、とっておきの場所。


「夜」

一寸の虫たちが、おそるおそる羽をこすり始め、
地味なよろいを薄明かりになじませて、
無数の本能をしきつめたベッドは、
それはそれはやわらかく、
私は眠る、それはそれは心地よく。

殺さなかった今日を憐れむように、
悩みごとの殆んどは裾をまくり上げて、
後は、ふぅっと白く吐いて、夢は寄る辺。

いちじくのパン
が好き

果肉はよれよれ



だれも

わたしの
凍えて死んだ

あのときに ひと片

こともなげに



しゃがれ声
あげたい

会いたい

会えないなら

種はこころみ
今日は、、、嗜む



うう このまやかしが
届くなんて

おいしいジャムを

人に比喩えて
やさしい



ただ

狂えるほど
だれも!

かれも

裸んぼうの


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